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2018.04.11

第70回特別記念高知市文化祭開幕行事 【土佐の息吹〜鼓童と舞踊による芸術の融合〜】

  
 
  
 
第70回特別記念高知市文化祭開幕行事
【土佐の息吹 鼓童と舞踊による芸術の融合】
 
 
  
  
4月8日、おかげを持ちまして無事終演致しました。
   
昼公演、夜公演 共に遠方からもたくさんの方にお越し頂きまして、誠にありがとうございました!!
 
 
 
  
 
戦後高知市の文化を絶やさないようにと始まった文化祭開幕行事の第70回目という節目に、
第一部は新潟佐渡から日本が誇る、世界の和太鼓芸能集団 鼓童さんのコンサート。
  
第二部『KOSHOU』は実在した若者をモデルに、演劇とダンスでミュージカルを1年かけて制作し、この日に上演をいたしました。
 
ご来場いただきました皆様、公演はいかがだったでしょうか?
3階席まで一杯のお客様に見守って頂けたことが、本当に嬉しかったです。
 
終わって3日が過ぎましたが、
各方面より有難いお褒めの言葉をいただいております。
皆さま、感動を伝えて下さいますが、いつもと少し違っています。
それはやはり
 
世界の鼓童さんと地元団体の共演だけで話題性があると思うのですが
 
今は亡き実在の人物をモデルにした
 
物語を制作し、上演をするというとても意義深い内容であったことが所以ではないかと感じています。
 
共演者は
同じダンスグループとして小倉先生率いるダンスクリームさん(実行委員長を努められました)
日本舞踊の慶祥芳之先生
 
アクロバットとして山脇先生とサンズジムナスクールさん
 
ストリートダンスの吉村耕一さん(DanceStudioRoots)
 
役者、ストーリーテラーの山崎千啓さん、上村彩華さん
 
 
みんなで一致団結してこの物語に取り組んできました。
 
 
思い返せば約1年前、「若くして急逝された若者の人生を花開かせたい」
 
その想いに心を打たれて参加を決めました。
 
制作側として運営のお手伝いをする中で、数多くの困難と葛藤がありました。
実際に亡くなった方を想いながら作品を創るのは覚悟と、意識が必要でした。
 
しかしそれと同じ位に不思議なご縁と多くの祝福、驚きの奇跡を体験しました。(この場では語りつくせないのが残念です)
 
まるで運命が味方し、関わる私達を道具に、何かをさせるかのように、不安や恐れが消えてゆきました。
もちろん現実的な努力は終演するまで必要でしたが、出演者の気持ちがいつもひとつに向かっていました。
 
自分の満足のためではなく、
 
ひとつになって、想いを彼に捧げていくという、とても意義深い意識を共に育むことができました。
 
鼓童に和太鼓に憧れ命を燃やし、たくさんの人に火種を渡した澳本幸生さん。 
 
彼は天に旅立ちましたが、
もし彼と出会わなければ、この舞台は存在せず、我々は出会うべき人と出会わなかったと思います。
 
『幸生』 幸せ・生きる この2つの言葉が彼の名前には含まれています。
 
ご両親の想い、願いを名前から感じることができます。
 
公演後の打ち上げ会場にて、幸生さんのご両親から舞台への感謝のお言葉をかけて頂きました。
幸生さんが天へ旅立ってからも、たくさんの幸せを感じているとおっしゃっていました。
 
たとえ死が訪れたとしても精神は人の心の中に永遠に生き続けていく、そう改めて感じさせて頂きました。
 
 
人生というのは、
人それぞれに役割があり、この世に生まれてきます。
 
みんなが天からの役割を担っています。
 
澳本幸生さんの生き様がたくさんの人々に幸せと生きる希望を与えてくれたように、私たちもこれからの活動でたくさんの幸せを生み出せるように、自らを磨いていきたいと強く思います。
 
スガジャズダンススタジオからは今回、
長崎県、佐賀県、福岡県、山口県、広島県、和歌山県、大阪府、香川県から
ダンサーが集合し、共に舞台に立って下さいました。
 
 
 
 
 
 
國友須賀の想い、精神に共感し、何十年も共に歩んできた仲間たちと
今回もこの舞台で感動を分かち合えたこと、深く感謝致します。
 
全国各地から舞台に参加する心を定めて頂き、共に舞台に立ち、演者として命を燃やしてして下さった皆様。
遠方からご来場して下さった皆様。
そして文化芸術を日頃の弛まぬ切磋琢磨、地道な実践の積み重ねによって、守り、繋いで下さる、偉大な諸先生方。
これからもご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。
本当に有難う御座いました!!!
   
 
 
(写真撮影は佐賀より参加の鳥山久美子様 拝)